要するに音階のことです。
んで、あるコード上で使える音階のことを「コードスケール」って言います。
で、ここではメイジャースケールから派生するコードスケールを説明しますね。
えと、ぶっちゃけて言っちゃうと始まりの音が違うだけで、全部メイジャースケールだったりします。
だもんで、フレーズを考えるときに「U-7だからドリアンで〜その次はY-7だからエオリアン〜」とかはやりません、ふつうは。
ただそのコードが何でどういう機能をしているかを把握しているとコード感を生かしたフレージングが可能になります。
また新しい言葉が出てきました。
アボイドノートってのは、直訳すると「避けるべき音」でいいのかな?
そのコード内で使うと不協和音になったり、コードの機能を損なっちゃう音です。
アボイドノートは
あぁ、また新しい言葉だ・・・覚えることたくさんです・・・・
テンションってのはスケール内の音ならコードトーン以外の音でも使えちゃうよーってことです。
あ、でもアボイドノートはだめですよ。(本当はだめってことはないんですけどね〜。今は使わないでください
テンションコードの表記ですが、そのノートのルートからの音程に7を足して(1オクターブ上げて)カッコ内に表記します
C△7(9,#11,13) ←こんな感じ
さて、テンションを何のために使うかって言うとこのコードトーン以外の音を含ませることによってスケール感をよりいっそう出せるからなんです。
なんか、なかなかよさそうなものですね。
じゃぁ、テンションはなるべく使ったほうがいいの?
いや、そんなことなかったりします。
そのときの求めるサウンドによって、使い分けるのが吉です。
トライアドだけで出来ている名曲はこの世にごまんとありますです。
音楽ってのは難しいことをやればかっこ良いってもんじゃないですからね
各コードスケールを説明していきますね。
左側がコードで右側が対応するスケール。
左のコードの上に乗っている黒丸とコードネームのカッコ内が使えるテンション(アボイド以外のスケール音です)
右の音階は黒丸がコードトーンで全音符風のがテンション。全音符に括弧してある風なのがアボイドです。
(左と右で黒と白が逆だ・・・間違えた・・・
メイジャースケールの1音目からはじめるとこのスケールになります。
要するにメイジャースケールなんですが、スケールを考えるときにはアイオニアンって呼びます。
アボイドノートは第4音目の11th(T△7の3rdの音と半音でぶつかるため)
メイジャースケールの2音目からはじめるとこのスケールになります。
アボイドノートは第6音目の13th(U-7のb3の音と減5度でぶつかるため)
メイジャースケールの3音目からはじめるとこのスケールになります。
アボイドノートは第2音のb9と6音目のb13(それぞれRと5thに半音でぶつかる
メイジャースケールの4音目からはじめるとこのスケールになります。
アボイドノートはありません
メイジャースケールの5音目からはじめるとこのスケールになります。
アボイドノートは4音目の11th(X7の3rdと半音でぶつかる
メイジャースケールの6音目からはじめるとこのスケールになります。
っていうかナチュラルマイナーと同じだったりもします。スケーリングを考えるときにはエオリアンって呼びます
アボイドノートは6音目のb13th(Y-7の5thと半音でぶつかる
メイジャースケールの7音目からはじめるとこのスケールになります。
アボイドノートは2音目のb9(ルートと半音でぶつかる
とりあえず7種類一気に羅列!
これらは後々重要になってきますんで、目をつむっていても答えられるくらいに暗記しちゃいましょう。
なんかTから順番に「井戸振り見えろ」って覚えると楽かもです。
アイオニアン
ドリアン
フリジアン
リディアン
ミクソリディアン
エオリアン
ロクリアン
↑
↑
ここの行をたて読みすると「イドフリミエロ」になる。ねこ大好き。
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